【訪問編】就活・転職で役立つ良い会社・悪い会社の見分け方
これから自分が働く会社が自分にとって「良い会社」なのか「悪い会社」なのかをしっかりと見極めることは、就職・転職活動で会社を選択する上でもっとも大切なポイントです。もちろん良い会社かどうかは、その人の価値観によるところもありますので、人それぞれ見るポイントというのは違ってくるかもしれません。それでもやはり、良い会社には良い会社なりの、悪い会社には悪い会社なりの特徴というものがあります。企業を訪問する際に、どんなところを意識して見れば会社選びで失敗しないのかお伝えしていきます。
会社の外観をみてみよう
まず、初めて訪問する企業に入る前に、その外観をよく見てみましょう。もしここで「なんだか印象が暗い」「雰囲気があまりよくない」と感じたら要注意です。その会社自体に何かあるのか、建物に問題があるのか、またはその土地に問題があるのかは分かりませんが、直感的にあまり良い印象が持てないならば、「自分に合わない何か」があるのかもしれません。また、同じビルの中に怪しい会社や団体、反社会的勢力の事務所などがないか、看板やフロア案内を注意して確認しましょう。これから何年間も毎日通い、働いていく会社です。まずはファーストインプレッションを大切にしたほうがいいでしょう。
受付をみてみよう
会社の玄関を通った次はエントランスや受付です。受付はその会社の顔とも言える場所。ここでは、その顔がしっかりとした顔つきかどうかを見極める必要があります。「装飾が派手」「やたら高額な調度品があふれている」このようなところが見受けられる場合は、外面重視の会社かもしれません。逆に「整理整頓がされていない」「モノがあふれて雑然としてい流」「受付台が汚れていて埃がたまっている」「植木などのグリーンが枯れている」こんな場合は外面を気にしない、だらしない体質の会社なのかもしれません。
また、受付で対応してくれる社員についてもしっかり見ておきましょう。受付で対応してくれる社員もやはり会社の顔でなければなりません。「言葉づかいが乱暴」「態度が上から目線」「清潔感がない・身嗜みがガサツ」なようでは、来客されるお客様を蔑にしている会社なのかもしれません。
社内の様子を見てみよう
社内の様子では、まずはトイレ。トイレは会社の役員から一般社員、お客様まで幅広く使用されるものです。そのような場所を社員が綺麗に使用しているか、綺麗に保たれているかを見る事で、その会社のモラルを見る事ができます。トイレをのぞいてみたときに「便器や床が汚れている」「石鹸やトイレットペーパーがない」とい状態であればモラルの低い会社なのかもしれません。
次に廊下です。廊下もトイレ同様、様々な人が共有するスペースです。緊急時には避難通路として使用する事もある場所なので「廊下に資料やダンボール、雑誌などが雑然と置いてある」「モノで避難口の扉をふさいでいる」ようであれば、もしかすると危機管理に対する認識が低い企業なのかもしれません。
また、執務室内も見せてもらえるようであれば、社員が普段どのような環境で仕事をしているのかもチェックしておきましょう。例えば、作業机周辺。「資料が雑然と山積みになっている」「仕事と関係の無いもので机が飾られてる」「飲み終わったペットボトルやお菓子の袋が散らかっている」「ゴミ箱がゴミであふれている」そのような部分を見る事で、衛生管理に対する姿勢や規律のある企業かどうかを見る事が出来ます。
さらに、タバコを吸われない方は特に、執務室内が禁煙であるか、しっかりと分煙されているかなど確認しておいた方が良いでしょう。
社員の雰囲気を見てみよう
最後に社員の雰囲気です。企業の善し悪しはダイレクトに社員の雰囲気に反映されます。廊下などですれ違う社員が「疲れ果てた顔をしている」「服装がだらしない」「挨拶やお辞儀もしない」といった場合には、社員を大切にしていない・教育がしっかりしていないと考えることができます。もし可能であれば、社員とすれ違う時に会話をしてみましょう。
「こんにちは」「お手洗いはどちらですか?」「受け付けはどちらですか?」
など簡単なコミュニケーションで構いません。その際に、相手が笑顔でしっかりと受け答えできるか、それともしどろもどろであいまいな対応しかできないのか、その会社で働く社員の質を見極めてみてください。『これから毎日、この人たちと一緒に楽しく働くことができるか?』そういった観点で判断してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。社内を見たり、社員と直接はなしをしたり、そんなことができるのも、それこそ就職・転職活動のときくらいではないでしょうか。企業の内側に入れて中を見れる機会はそれほど多くはありません。これから働く会社を見誤らないよう、企業を訪問する機会があれば是非参考にしてみてください。
以上、「【訪問編】就活・転職で役立つ良い会社・悪い会社の見分け方」でした。